2008年1月4日
株式会社日立プラントテクノロジー
執行役社長 住川雅晴
日立プラントテクノロジーグループの皆さん、新年明けましておめでとうございます。2008年の年頭に当たり、ひとことご挨拶を申し上げます。
最近の当社グループを取り巻く経営環境を見ますと、民間設備投資は活発なものの、公共投資の減少と売価圧力の高まり、原材料価格の高騰などにより厳しい状況が続いております。こうした環境下にあって、当社グループの今年度の業績見通しは、受注高、売上高は皆さんのご努力により期首の予想に比べ強含みで推移しておりますが、収益に関しましては厳しい経営環境を反映し、また競争力強化に向けたスリム化費用を計上いたしましたことなどにより、下方修正いたしました。
こうした状況を打破し、グローバルレベルで勝てる強靭な企業体質を構築し、早期業績回復を図るべく、2008年は、全員が以下の3点を念頭に、業務に邁進していただきたいと思います。
まず第一に、「発展基盤の確立と次のステップへの飛躍」であります。
早期業績回復を実現するために、本年は当社グループの基盤固めを終え、さらには次のステップへの飛躍を遂げるべき年であります。そこで、特に重点を置いているのが標準化です。エンジニアリング、モノづくり、施工の機能を併せ持つ当社グループにとって、「やり方の標準化」と「つくるモノの標準化」は不可欠です。この二つの標準化によってリードタイムの短縮と生産性向上に加え、業務の透明化を図り、リスクの事前管理と実績・経験の財産化を実現するようお願いします。
また昨年、事業の選択と集中・整流化に向け、環境システム事業本部を新設するとともに、グループ会社等の事業再編を決定いたしました。今後、事業の効率化、製造拠点の集約を進め、その効果を早期に創出していただきたいと思います。
さらに、競争力の強化は最重要課題のひとつであります。人材の有効活用、およびスリム化による適正人員化等を強力に推進し、固定費の縮減を図るとともに、特殊仕様の排除と標準化を拡大することで原価低減を達成していただくようお願いします。
第二は、「優位事業のさらなる拡大」であります。
現在の当社グループを支える主力製品・システム、すなわち大型圧縮機・ポンプ、膜処理技術、液晶パネル関連システム、細胞培養技術、超精密環境制御技術、高度モジュール工法など、各部門が保有する優位技術をさらに磨き、伸びる市場に、伸びる製品・システムを投入することが大切です。設備投資につきましてもこうした分野に向けて集中的に実施し、早期に成果を刈り取っていただきたいと思います。加えて、近い将来の当社グループの中核を担うバラスト水の高速浄化システム、マイクロプロセスサーバーーなどの戦略製品の事業化を加速させることが重要です。
さらに、グローバル事業の拡大は当社グループの飛躍に向けて不可欠であります。2007年度の売上高は、期首見通しを上回る予想であり、この勢いで2010年度目標の1,000億円も早期上方修正できるよう注力していただきたいと思います。その鍵は、どれだけ海外要員の層を厚くできるか、拠点の機能を発揮できるかにかかっています。東南アジア、中国、中東を中心に、シンガポール拠点のハブ機能と各拠点の機能を融合させるとともに、各国のパートナー企業や大学との連携をさらに強化し、次の市場であるインドも含め展開を加速するようお願いします。
第三は、「継続的企業価値の向上」であります。
当社グループの主要事業は、環境・省エネ技術でグローバルインフラを担うことであります。こうした事業を通じて経済価値を生み出し、ステークホルダーに還元するとともに、コンプライアンス、品質、安全、環境、そして社会貢献活動に積極的に取り組み、継続的企業価値の向上を図っていくことが重要です。優れた環境・省エネ技術の開発、適用によるソリューションの提供という本業を通じたCSRに加え、各事業所単位での児童向け理科教育、地域との融和など地道な活動を積極的に推進していただきたいと思います。
さて、種々お願いいたしましたが、冒頭申し上げましたように、2008年は、事業の基盤固めを完了させ、業績回復を図るとともに、次のステップへの飛躍を遂げるべき重要な年であります。全員が不退転の決意を持って業務に邁進し、当社グループの新たな価値を生み出そうではありませんか。
終わりに、皆さんと、皆さんのご家族にとりまして本年がすばらしい年になりますようお祈りして、新年のご挨拶といたします。
以上